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フィルハーモニア管弦楽団

回数第2回(第647回)
公演日5月15日(月)
開演時間19:00
会場東京文化会館 大ホール
アーティスト指揮:エサ=ペッカ・サロネン 
ピアノ:チョ・ソンジン
曲目R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調Op.37

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op.92

現代音楽の鬼才サロネンが2007年から首席指揮者に就任し、黄金期を迎えているイギリスの名門オーケストラ。2015年ショパン国際コンクール優勝の新鋭チョ・ソンジンとの注目の協演が実現。

鮮烈に躍動するオーケストラ音楽を満喫   柴田克彦(音楽評論家)
 今回は、世界屈指のエキサイティングなコンビ、サロネン&フィルハーモニア管弦楽団が、オーケストラ音楽の精髄を聴かせます。
 1958年ヘルシンキ生まれのサロネンは、スウェーデン放送響の首席指揮者、ロサンゼルス・フィルの音楽監督として、両楽団のクオリティを大幅に向上させた実績の持ち主。特にロス・フィルにおける極上の彫琢は、世界中を驚嘆させました。そして2008年フィルハーモニア管の首席指揮者に就任し、来日公演を含めて鮮烈極まりない演奏を聴かせています。彼の凄さは、優れた作曲家でもあるがゆえの明晰な分析力と、生気や熱気や躍動感を併せ持っている点。いかなる作品からも瑞々しさやエネルギーを引き出す手腕は、常に高く評価されています。
 フィルハーモニア管は、1945年に創設されたイギリスの名門。カラヤンとの録音で名をあげ、クレンペラー、ムーティ、シノーポリ等のもとで、世界トップクラスの存在となりました。特徴は最高度の技量と無類の対応力。サロネンとの相性も抜群で、彼のシェフ就任後は栄光の再来ともいうべき活況を呈しています。
 プログラムのメインは、かの有名なベートーヴェンの交響曲第7番。2012年の日本公演でも目覚ましい演奏を聴かせた作品であり、このコンビの特性にピッタリの躍動的な音楽です。ここは聴きなれた名曲に、清新な響きと生命力がもたらされること間違いなし。またR.シュトラウス「ドン・ファン」では、近代管弦楽の華麗で精緻な音が鮮やかに綾をなす推進力抜群の快演が期待されます。さらに今回は、2015年のショパン国際ピアノ・コンクールで優勝したチョ・ソンジンがソリストを務めるのも大きな楽しみ。透明で美しい音色と自然な感興に充ちた音楽で魅了する彼は、コンクール後も着実に成長を重ねていますから、ベートーヴェンの重厚な短調作品=ピアノ協奏曲第3番の表現に熱い視線が注がれます。
 これはオーケストラ・コンサートの醍醐味が詰まった、必聴の一夜です。