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    ≪ゴルトベルク変奏曲・弦楽三重奏版≫

ドミトリー・シトコヴェツキー
≪ゴルトベルク変奏曲・弦楽三重奏版≫

回数第3回(第648回)
公演日6月20日(火)
開演時間19:00
会場東京文化会館 大ホール
アーティストヴァイオリン:ドミトリー・シトコヴェツキー
ヴィオラ:アレクサンダー・ゼムツォフ
チェロ:ルイジ・ピオヴァノ
曲目J.S.バッハ:3声のシンフォニア BWV787~801(弦楽三重奏版)

J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(弦楽三重奏版)

名手シトコヴェツキーがグレン・グールド追悼のために編曲を手掛けたゴルトベルク変奏曲は高い評価を得て、世界の音楽家に広まり度々演奏されています。編曲者本人による珠玉の演奏をお楽しみください。

      ストリングが綾なす、清新で美しきバッハの世界   (音楽評論家)
 今回は、バッハの鍵盤楽器のための名作を弦楽三重奏で聴く、興味津々のコンサートです。主役となる旧ソ連出身のドミトリー・シトコヴェツキーは、ベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管、シカゴ響等の一流楽団と共演を重ね、室内楽や録音等々、第一線で活躍しているヴァイオリンの名ソリスト。またグリーンズボロ響の音楽監督を務め、ロンドン・フィル、BBC響等に客演している名指揮者でもあります。そして彼の高い音楽性を示すのが、大バッハの不滅の傑作「ゴルトベルク変奏曲」の編曲版。これが今回のメイン演目です。
 「ゴルトベルク変奏曲」は、アリアと30の変奏からなるチェンバロ用の大作で、1つの主題の驚くほど多様な変容が魅力。伝説のピアニスト、グレン・グールドの録音が世にインパクトを与えて以来、バッハの作品の中でも特別な1曲となっています。シトコヴェツキーは、グールドの「ゴルトベルク」に心酔し、同曲を自身の楽器で演奏するべく弦楽三重奏用に編曲。1984年に録音して以来、世界中の演奏家が取り上げるようになりました。つまり、グールドへのオマージュであり、数多い同曲の編曲の中で定番的な存在でもあります。
 特長は、3本の弦楽器の絶妙な綾、多彩な音色変化、複雑な声部が明快かつ耳新しく浮き彫りにされる点など。構成自体は変えられていませんので、原曲の良さとバッハの新作の如き清新さを同時に味わうことができます。今回は、本作を編曲者自身のヴァイオリンで耳にできる貴重な機会。併せて「3声のインヴェンション」の三重奏版も、新鮮な楽しみとなります。共演者は、ロンドン・フィルの首席奏者からソリストに転身したアレクサンダー・ゼムツォフ(ヴィオラ)、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管の首席奏者でソリストとしても著名なルイジ・ピオヴァノ(チェロ)という、シトコヴェツキーが信頼を寄せる名手たち。ここはぜひ、弦楽によるバッハ音楽の美しき世界をご堪能ください。